あなたは、守りたくても守れない、手を差しのべたくてもできない、そんな思いをしたことありますか? 幸せとは思えない日々の生活。しかし、当たり前すぎて、幸せと感じることができなくなってしまうのが人間の性。
この文章は、インターネット上でみつけたサイトにのせらていたものです。この家族は阪神大震災の被害にあいました。
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じいちゃんが死んで悲しかった
じしんがきたとき、わたしのすぐよこのてれびがたおれてきて、あぶなかったけど、
おかあさんのよこにいたから、だいじょうぶだったよ。
でも、うちのおじいちゃんとおばあちゃんがしたにいたんだよ。
クーラーがどーんとたおれてきて、おばあちゃんはたすかったけど、
おじいちゃんがしたじきになってしんで、かなしくていっぱいないたよ。
おかあさんたちもないてたよ。おとうともないたよ。
おじいちゃんは、ちがいっぱいでてきずだらけで、
わたしに「さようなら」もいわずに
おとうとにも「さようなら」もいわずに
しんでしまいました。
小学1年(当時幼稚園年長)のとある女子の作文より
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今回の新潟中越地震で被害にあわれた方々に、お見舞い申し上げます。
今回の新潟地震のように、突如としておそってくる災害。家族はなすすべもない様子がありありと伝わってきます。「今考えてみると、電気・水道・ガスが使えなかったことや交通機関のマヒなどは大した事ではありませんでした。」とマスコミなどの情報からは、すぐにはそしてなかなか伝えられない本音が語られています。
地震の最中の恐怖、右往左往する様子、悲しみ、怒り、きれいごとではすまされない裏の現実、夫婦愛、家族愛。そして結局、自分の人生に何をもたらしたのか。
自分の手のおよばないことから、マイナスからの出発を余儀無くされる人々がいます。最初に必要になるもの、後から必要になるものがちがってきます。初めは、生命の安全、食料、暖、などかもしれません。
しかし今まで大切にして歩いて来た、『人生地図』も『人生コンパス』も同時に失ってしまいました。そして何より大切な『生きる勇気』と気力を失いかけています。
こまっている人がそこにいる
助けることのできる人がそこにいる
小さな手でいい
もし、あなたにできることがあったら・・・
参考:『主婦の生活』http://www.kcc.zaq.ne.jp/syuhu/
参考:どらえもん募金
テレビ朝日が、新潟県中越地震災害による被災者を援助するため、
ドラえもん募金を行なっています。
電話一本で100円を寄付できるシステムです。
http://www.tv-asahi.co.jp/doraemonbokin/
※その他にも多くの方法があるようです。